燃焼と消火の基礎理論 4 液体と固体の燃焼
燃焼についての整理
1、液体
「蒸発燃焼」:液体の表面から可燃性液体が空気中に蒸発して混合し、なんらかの熱源をもとに燃焼する現象。(灯油やアルコールなどの燃え方)
2、固体
・「表面燃焼」:可燃性固体がその表面で熱分解も起こさず、また、蒸発もしないで高温を保ちながら酸素と反応して燃焼すること(例:木炭やコークス)
・「分解燃焼」:可燃物が加熱されて分解し、その際発生する可燃性ガスが燃焼すること(例:石炭、プラスチック)
※分解燃焼のうち物質自体の中に酸素を含むものが燃焼することを自己燃焼または内部燃焼という。
・「蒸発燃焼」(まれ)