大切なのは、十分な休養
うつ病の患者さんの治療において基本となるのが、「休養」と「薬物療法」です。
特に抑うつ状態の強い患者さんにとっては、休養をとることが非常に重要となります。なぜなら、 フル回転で毎日を送ってきた患者さんにとっていったんブレーキをかけることは、新たに自分のペースをつかむきっかけとなるからです。休養をとることで薬物 療法の効果も本来の力を発揮でき、休養と薬物療法は車の両輪のような存在といえるでしょう。
とはいえ家事や育児に追われていたり、仕事を持っている人の中には、休むことに大きな抵抗を感じる人もいるでしょう。休養をマイナスイメージで捉える患者さんは多いようですが、休養は治療の一環です。こころとからだをしっかり休めて、うつ病治療に専念しましょう。
休むときには、環境にも気をつけましょう。自宅で休むといっても、小さなこどもがいたり、自営業 で人の出入りが多い、また家族の理解が得られないといった状況では、かえってイライラしたり、気をつかったりするものです。そうしたときには、入院をして じっくり休養をとるという選択肢もあります。
また、抑うつ症状の強い時期には静かな環境で安静を保つ必要がありますが、なるべく3食は決まった時間帯にとり、一定の睡眠時間を保つなど、生活リズムを乱さないようにしましょう。
気が向くようなら、散歩などの軽い運動を始めてみるのも心身によい影響をもたらします。回復の道のりに向けて少しずつ、やりたいと思うことを実行していきましょう。実行してみて「楽だった」と感じることが、次の回復のステップへとつながるのです。
出典:うつ病と上手につきあうには - 大切なのは、十分な休養|うつ病~こころとからだ
友達の姿を見て大変つらく感じました。
私もうつ病にならないように、適度に休養をとるようにしたいと思います。