2015-01-18 うつ病の原因 メンタルヘルス うつ病を発症すると、じつに様々な症状があらわれます。こうした症状は、いったいなぜ引き起こされるのでしょうか?うつ病発症の原因をとくカギとなるもの、それは「脳」にあります。 私たちの脳内には、様々な種類の神経伝達物質があります。主な役割として、私たちが生きていく上で欠かせない「食べる」「歩 く」といった行動について指令を出すことが知られていますが、ほかにも、「セロトニン」「ノルアドレナリン」「ドパミン」といった物質が、過度のストレス や疲労により減ってしまうことで、意欲低下や気分の落ち込みを招く可能性が考えられています。 現在、様々な病気の発症の原因解明に、新たな遺伝子の発見が貢献しています。そんななか、うつ病に関係する可能性のある遺伝子もい くつか発見されていますが、うつ病イコール「遺伝病」とはいえません。なぜなら、遺伝子だけを原因としてうつ病を発症する過程を説明することは、非常に難 しいからです。 うつ病は、その人自身のものごとに対する考え方や生活環境、日常生活において発生したストレスなどが複雑にからみあって引き起こされます。つまり、仮にうつ病を発症しやすい遺伝素因を持っているからといって、その人が必ずうつ病を発症するという訳ではありません。 出典:うつ病を知る - うつ病の原因|うつ病~こころとからだ うつ病は心の病気と思えますが、脳の機能に関する病気でもある、といえそうです。 また、ストレスなど複雑な要因で発生するということもわかりました。