資格取得日記(旧ローカーボ日記)

健康になったので、世の中に役立つ資格取得のために勉強して資格GETを目指すブログです。

部下がうつ病になった時

希望が失望に変わるとき、引き起こされるうつ病があります

うつ病の発症には、ストレスが大きく関連しているといわれています。現代社会は複雑で変化が激しいため、あちこちにストレスの誘因がひそんでいるといっても過言ではありません。

リストラや慣れない部署への異動を命じられた人がいれば、周囲の人は「それは大きなストレス だ」と捉えるでしょう。しかし、これといった出来事や転機もなく、むしろ希望に満ちあふれているはずの若い新入社員が、なぜか失望感や無気力感に見舞われ ることがあります。これをアパシー(無気力)・シンドロームといいます。
そして年齢とともに経験する様々な喪失体験が、うつ病発症のきっかけになるのではないかと考えられています。

そもそもはウォルターズという米国の精神科医が大学生の無気力・無感動な様子を見て「スチューデント・アパシー」と名づけたのがきっかけですが、日本では学生に限らず若い世代に多くみられることからアパシー・シンドロームと呼ばれています。

よくあるケース「ギャップ」:新入社員の中には、思い描いていた仕事像とは異なる地道な作業にがっかりしたり、与えられた仕事でミスを犯して自信を喪失する人も多いようです。こうした理想と現実のギャップを埋めるためにも現在、「インターンシップ制度」を取り入れる教育機関が広まってきています(※1)。夏休みの1~2週間を利用して就労体験をさせるというもので、実際の会社や仕事を体験できることから、就職後に生じるギャップをあらかじめ埋める役割を果たすと期待されています。

※1 文部科学省HP「大学等における平成18年度インターンシップ実施状況調査について」

こころの悩みを相談できる体制づくりが求められています

アパシー・シンドロームは日本においては一般的に、「五月病」と呼ばれています。新入社員が会社の環境に慣れたころ、突然仕事に対する意欲を失って無気力になる、というのがよくあるケースです。

原因としては、厳しい就職活動のさなかに抱いていた理想と現実の差にショックを受け、「こんなはずではなかったのに…」と失望することが挙げられています。その失望感から抜け出すきっかけもなく五月病が悪化すると、抑うつ状態に陥ってしまうこともあります。

とにかく本人の話をじっくりと聞くことが重要ですが、まだ研修中で配属先も決まっていない場合も多いと考えられます。会社としてメンタルヘルスに関する相談窓口を設けるとともに、それを社員に周知徹底する体制づくりが重要となるでしょう。

 

 

これから新入社員が来て活動する時に、きをつけたいところだと思います。