3つの神経伝達物質のバランス
こうしたうつ病に関わる3種類の神経伝達物質は、健康なときは脳内でバランスを保って分泌され、脳やからだの機能・活動を上手にコントロールしています。
この3種類の神経伝達物質には図のようにそれぞれ特徴があり、親しい人との離別や、過労などのショックなできごとや過剰なストレスが引き金となって、いったんバランスが崩れると、うつ病の症状となってあらわれるのです。
3種類の神経伝達物質の特徴と関わりを大別すると、不安や焦りは、セロトニンとノルアドレナリンが関係しています。積極性、気力ではノルアドレナリンとドパミンが、また食欲、性欲、攻撃力ではドパミンとセロトニンが主に関わっていると言われています。
セロトニン、ノルアドレナリン、ドパミンの相互作用によって、脳やからだの機能のバランスは保たれています。
3つの神経伝達物質がそれぞれ相互作用しているのがよくわかりました。